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PHP - 例外処理

公開日：2020-12-22 更新日：2020-12-22

[PHP]

1. 概要

例外処理についてです。

関数の処理が失敗した場合、例外（エラー）が発生しプログラムが終了する場合があります。
例外が発生する可能性がある範囲を try ～ catch 囲うと、例外が発生した時に、すぐに例外発生時用の処理に移行することができます。
これにより、例外が発生してもプログラムが終了しないようにしたり、ユーザにわかりやすいエラー内容を通知したりすることができます。
また、throw を使うと、例外を発生させることもできます。

try { } の中で例外が発生すると、すぐに catch { } の方へ処理が移ります。

try {
  処理;
  処理;
  処理;
} catch (Exception $e) {
  例外処理;
}

例外の発生方法の例

throw new Exception();

2. 使用例1

加算を行う add() の2つある引数のうちのどちらかが null だった場合、例外を発生させています。
そして、呼び元でその例外を catch しています。

function add($v1, $v2) {
    if ($v1 == null || $v2 == null) {
        throw new Exception('エラー', 123);
    }
    return $v1 + $v2;
}

try {
    var_dump(add(1, 2));
    var_dump(add(999, null));
} catch (Exception $e) {
    printf("%d:%s", $e->getCode(), $e->getMessage());
}

実行結果

int(3)
123:エラー

3. 使用例2

次の例では、test1()、test2()、test3()、test4() と関数の呼び出しが行われ、一番深いところにある test4() で例外を発生させています。
例外が発生すると、各関数の print() は実行されずに、直近の try ～ catch の catch へ処理が移行します。

function test1() {
    test2();
    print("test1\n"); // 実行されない
}
function test2() {
    test3();
    print("test2\n"); // 実行されない
}
function test3() {
    test4();
    print("test3\n"); // 実行されない
}
function test4() {
    throw new Exception();
}

try {
    test1();
} catch (Exception $e) {
    print("例外が発生しました。");
}

実行結果

例外が発生しました。

PHP - 例外処理

1. 概要

2. 使用例1

3. 使用例2

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