東日本大震災 被災地巡り - 大川小学校

公開日:2019-07-14 更新日:2019-07-14

1. 概要

東日本大震災の震災遺構である宮城県石巻市の大川小学校に行ってきました。

2. 場所


位置的には女川町の北にありますが、石巻駅から行った方が近いようです。
今回は、石巻駅周辺のカーシェアリングで車を借りて、行ってきました。

3. 大川小学校について

石巻、気仙沼などで大きい被害があったことはもちろん知っていましたが、
大川小学校と言う名前は、行くまで知りませんでした。

大川小学校では、全児童108人中74人の児童が犠牲になり、
教職員も11人中10人が犠牲になりました。

それぐらい犠牲者が出ても不思議ではないと思うのですが、
問題は、周辺の学校では、ほとんど犠牲者が出ていないと言う点です。
大川小学校では、地震発生から約50分後に避難を開始して、避難中に津波に襲われました。

その後、石巻市教育委員会が、
遺族や保護者の感情を逆撫でするような対応・説明を行ったため、
大きな問題となったようです。

[PDF] 大川小学校事故検証報告書 概要

遺族は市と県に損害賠償を求め、2018年4月26日に仙台高裁で勝訴。
市と県は上告し、最高裁で争っていましたが、2019年10月10日に遺族側が勝訴しました。

4. 校舎

2019年7月14日時点のものです。

現時点では、見学するにあたり、申し込みなどは必要ありません。
近くで工事をしている人はいますが、学校は無人です。
学校の中には入れませんが、目の前まで行くことができます。






津波の高さは8.6mで、2階の天井まで津波の跡があります。




渡り廊下




野外ステージ


卒業制作