第125回 データベースについて その4

公開日:2014-12-08 更新日:2019-05-11

1. 概要

独り言によるプログラミング講座「第125回 データベースについて その4」です。

2. 動画



3. 説明

自然キー方式、人工キー方式ともに、メリット、デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えません。システムの仕様、開発メンバーのスキル・経験なども影響します。

自然キー方式(ナチュラルキー)

・テストデータの作成、データ移行が簡単。
・複数キーがある場合、テーブル結合が面倒。
・キー項目を空にできない(複数レコードの場合、キーが重複するため)。
・キー項目の値をずらす時に注意が必要。

人工キー方式(サロゲートキー)※サロゲートは「代理」

・キーが1つなので結合が簡単。
・実装がシンプルになる。
・自然キー方式のキーにあたる部分のデータを空にできる。
・フレームワークを利用しやすい。また、独自のフレームワークやツールなどを作りやすい。
・データの重複に気を使う必要がある。
・キーの最大値を注意する必要がある。
・自動採番を使う場合、テストデータの作成や、他のDBからのデータコピーが、単純にできない場合がある。