第16回 sambaでファイル共有
公開日:2020-09-27 更新日:2020-10-01
1. 概要
samba で Nginx の HTML 置き場をファイル共有して、Windows 側から PHP や HTML ファイルを直接変更できるようにします。
2. 動画
3. ネットワーク接続の変更
今まで NAT で接続していましたが、共有フォルダにアクセスする際に、127.0.0.1 でアクセスするのが問題なのか、うまくアクセスできなかったため、
VM の ネットワークの割り当てを、ブリッジアダプターかホストオンリーアダプターにします。
変更後は、ssh や サイト(Nginx) にアクセスする際のIPアドレスが変わります。
IPアドレスは ip a で確認できます。
VM の ネットワークの割り当てを、ブリッジアダプターかホストオンリーアダプターにします。
変更後は、ssh や サイト(Nginx) にアクセスする際のIPアドレスが変わります。
IPアドレスは ip a で確認できます。
4. sambaのインストール
dnf install samba
5. ファイヤーウォールの設定
firewall-cmd --permanent --add-service=samba 追加
firewall-cmd --reload リロード
firewall-cmd --list-all-zones 確認
6. sambaユーザの追加
Windows からアクセスする際に使用するユーザの追加です。
ユーザは、Linux の既存のユーザを指定する必要があります。
パスワードは、共有フォルダにアクセスする際のパスワードになります。
ユーザは、Linux の既存のユーザを指定する必要があります。
パスワードは、共有フォルダにアクセスする際のパスワードになります。
pdbedit -L ユーザ一覧の表示
pdbedit -a {ユーザ名} ユーザの追加
pdbedit -x {ユーザ名} ユーザの削除
7. smb.conf の修正
vi /etc/samba/smb.conf
[web] 共有ディレクトリ名
path = /usr/share/nginx/html 共有するディレクトリのパス
writable = yes 書き込み可能
group = nginx ファイル作成時のグループ
8. 所有者と権限の変更
書き込みができるように、所有者の変更を行います。
必要に応じて、グループの nginx に書き込み権限を与えます。
以下では html ディレクトリを指定していますが、実際には、ログの出力ディレクトリなど、ディレクトリやファイルを限定して設定します。
cd /usr/share/nginx
chown web:nginx -R html
必要に応じて、グループの nginx に書き込み権限を与えます。
以下では html ディレクトリを指定していますが、実際には、ログの出力ディレクトリなど、ディレクトリやファイルを限定して設定します。
chmod 774 -R html
9. samba の起動
systemctl start smb
systemctl start nmb
10. samba の自動起動
systemctl enable smb
systemctl enable nmb
11. ファイル共有がうまくできない場合
SELinux を無効にしたり、一時的にファイヤーウォールを停止して、原因を切り分けてみてください。
ログインに失敗する場合は、Windows の資格情報マネージャーで、Windows の資格情報を削除したり、PCを再起動してみてください。
SELinux を無効にする
ファイヤーウォールを停止する
ログインに失敗する場合は、Windows の資格情報マネージャーで、Windows の資格情報を削除したり、PCを再起動してみてください。
SELinux を無効にする
setenforce 0
ファイヤーウォールを停止する
systemctl stop firewalld